歯の変色が気になる方へ

投稿日:2018年12月4日

カテゴリ:未分類

みなさんこんにちは、新津田沼歯科クリニック奏の杜の豊田です。

『歯が黒くなって気になっています』というお悩みを相談されることがあります。
歯の変色の理由はいくつかあるのでそのお話を今回は少しさせていただきます。

歯の変色理由
⑴ 虫歯
虫歯になると、歯の中に菌が巣をつくり歯の構造を破壊して、
本来は白く透明な部分(エナメル質)が黒くなったり、
濁ったりして透明感がなくなります。

⑵ 着色
コーヒー、お茶、ワイン、タバコ、チョコレートなどの色素が、
歯の表面の細い隙間に沈着して、色が黒くなることがあります。

⑶ 年齢
歯の表面には本来の歯の白さを映し出す透明感のあるエナメル質という部分があります。
ですが、年齢とともに、そのエナメル質という部分がすり減り、
その内側にある象牙質という黄色部分が見えて来てしまい、
歯が黄色に見えてくることがあります。

⑷ 歯の神経が死んで腐る(失活)、神経を取る処置(抜髄処置)
歯の中には『歯髄』という歯の神経と血管が通っています。
その血管を通して、歯に栄養を送ることで、歯は本来の白さを維持していますが、
様々なことをきっかけにその栄養が行かなくなるとはが黒く変色することがあります。

今回は、⑷の歯の神経が関係した歯の変色のお話をもう少し詳しくお話しします。
歯には歯髄という神経と血管の管が通っています。
歯髄は歯に栄養をも供給して、歯の健康管理をしています。
歯の栄養管理がしっかりとされている歯はあまり変色せず、白い状態を保つことができます。
しかし、大きい虫歯が原因で歯髄が感染を起こし腐ったり、
虫歯が原因で歯髄を取る処置をすると、歯髄による歯の栄養管理ができなくなります。
そうすると歯は本来の白さを維持することができなくなり、変色するのです。
ですから、“歯髄を残す”ことは白くて綺麗な歯を維持するためにも非常に重要なことです。

では、歯髄が腐ったり、やむ負えなく歯髄を取る処置をして、
歯が変色した場合にはどうすればいいのでしょうか?
その場合は、セラミックの被せ物(オールセラミッククラウン、メタルボンドセラミッククラウン等)を
上から被せることで、本来の白い歯を取り戻すことができます。

みなさんの中に、『歯が黒くなって気になっています』というかたがいらしたら、
お気軽に当院にご相談ください。

予防を中心に小児から矯正、インプラントまで「いつでも頼れる街の歯医者さん」を目指して
新津田沼歯科クリニック奏の杜