親知らずって一体何?
投稿日:2019年12月9日
カテゴリ:未分類
最近急激に寒くなって体調を崩されている方も多いようですが皆さん大丈夫でしょうか?
皆さんこんにちは、新津田沼歯科クリニック奏の杜歯科医師の渡辺です(^^)
今回は皆さん知ってるようで意外に知らない?親知らずについてちょっと話したいと思います。
親知らずとは何かご存知ですか?一番奥の歯?大人になると生えてくる?虫歯じゃなくても抜く歯?
このようなイメージが一般的でしょうか。
親知らずとは正式には第三大臼歯又は智歯と呼ばれ、上下左右の歯の一番奥に、主に10代後半〜生えてくる歯で生える人と生えない人のいる個人差のある歯です。
一本も生えて来ない人もいれば、上下左右一本ずつ、計4本生える人もいます。
ではこの親知らず、果たしてあった方が良いのでしょうか?それとも無い方が良いのでしょうか?
実は決まった答えはありません(ーー;)なのでここでは親知らずのメリットとデメリットをお話ししましょう。
親知らずがあるメリット
①噛める所が多くなる
②手前の歯がダメになったときにブリッジや部分入れ歯などの支台に出来る。
③歯が抜けてしまった所に移植出来るかもしれない
こういった所でしょうか。
ただし、これらのメリットには当てはまらない親知らずが数多く存在します。
と、言うのも親知らずって他の歯のようにまっすぐ生えて噛める事が少ないんです。大抵は横を向いて生えてきたり手前の歯に引っかかっていたりします。そうなると当然メリットとして使えなくなってしまうので、条件付きのメリットと言った感じです。
次にデメリットについて考えてみましょう。
親知らずがあるデメリット
①一番奥に生えるので歯ブラシがしずらく虫歯になりやすい
②やはり歯ブラシがしづらいので、歯周炎になりやすい
③親知らずが邪魔をして手前の歯にも虫歯が出来やすい
④奥の狭いスペースに生えるので頬などを噛みやすい
こういった所でしょうか。
どうです?こうやって見るとデメリットの方が大きい気がします。
もちろん親知らずの生え方にもよるのですが、だから親知らずは虫歯になっていなくても予防的に抜くケースがあるんですね。
ただ、抜く時にも注意が必要な場合があります。
親知らずが骨に引っかかっていて抜くのが大変だったり、根っこが神経と触れていて、抜くと唇にしびれが出ちゃうなどのケースがあるんです。
なので歯医者さんでは親知らずを抜く時に、CTという三次元的な写真を撮ったり、口腔外科に紹介したりもします。
しかしなんと言っても一番大事なのは日頃の歯磨きとケアです!
それに加えて気が向いたら検査をしてみるのも良いかもしれません。
これからどんどん寒くなって冬本番になっていくので、皆さんお身体に気をつけてお過ごしくださいm(_ _)m
■ 他の記事を読む■