口臭がきつくなる原因と口臭を抑える対策とは?

投稿日:2023年7月19日

カテゴリ:新津田沼歯科奏の杜ブログ

口臭がきつくなる原因と口臭を抑える対策

津田沼駅南口すぐの歯医者「新津田沼歯科クリニック奏の杜」の歯科衛生士です。

日々の生活の中で口臭が気になっているという方は少なくありません。実際にお口が臭いと自覚がある方は80%以上と言われています。

口臭の原因はさまざまで生理的ものをはじめ、飲食物や嗜好品によるもの、病気やストレスによるものなどがあります。今回は口臭がきつくなる原因と口臭を抑えるための対策についてお話したいと思います。

口臭がきつくなる原因と口臭を抑える対策

口臭がきつくなる原因とは?

口臭がきつくなる原因については、下記のようなことが挙げられます。

 唾液の分泌量の減少(生理的口臭)

生理的口臭とはどなたにも発生する口臭で、唾液の分泌量の減少によって生じます。唾液にはお口の汚れを洗い流す自浄作用や殺菌効果がありますが、起床時や空腹時、緊張している時などは唾液の分泌量が減少するため、お口の中の細菌が繁殖しやすくなります。

お口の中の細菌が繁殖すると、その細菌によって揮発性硫黄化合物というガスが産生されるため、お口の臭いが気になるようになります。また唾液の分泌量は加齢によって減少するため、高齢になればなるほど、生理的口臭は発生しやすくなります。

飲食物・嗜好品

にんにくやねぎなどの臭いの強いものを食べたり、コーヒーやお酒を飲んだ後やタバコを吸った後は一時的に口臭がきつくなります。ジュースやエナジードリンクは唾液の効果を抑制するため、普段から良く飲まれる方は口臭が発生しやすくなります。

虫歯・歯周病など(病的口臭)

歯周病が進行すると、歯と歯茎の間に形成される歯周ポケットが深くなり、そこに蓄積した歯石や細菌をはじめ、排膿によって口臭がきつくなってしまいます。一方、虫歯の場合は歯に空いた空洞に食べ物のカスなどが詰まりやすくなります。その食べカスによって細菌が繁殖したり、食べカス自体が腐敗することによって口臭がきつくなってしまいます。

また、虫歯や歯周病のようなお口の病気以外にも消化器官や呼吸器官をはじめ、鼻や喉などの病気やその他の疾患で口臭がきつくなることもあります。

ストレス(精神的な問題など)

精神的な問題など、心身のストレスが溜まると唾液の分泌量が減少するため、細菌が繁殖して口臭が発生しやすくなります。

口臭を抑える対策について

口臭を抑制するための対策については下記の3つが挙げられます。

①お口の中を清潔に保つ

歯の隙間などに食べカスが挟まっていたり、お口の中の細菌が多いと口臭はきつくなってしまいます。食後や起床時に丁寧に歯磨きを行ない、お口の中を清潔に保つことによって口臭を抑制することができます。歯間には汚れが蓄積しやすいため、歯ブラシだけでなくフロスや歯間ブラシを活用し、隅々まで汚れを取り除きましょう。

②舌苔を取り除く

舌苔とは、舌の表面にある白い苔のようなもので細菌が堆積することで形成されます。舌苔は口臭の原因の一つとなるため、歯磨きの際には舌もきちんと磨き、舌苔を取り除くことによって口臭の抑制が期待できます。

③歯科医院で必要な処置を受ける

虫歯や歯周病が原因で口臭がきつくなっている場合は、歯科医院にて必要な治療を受けましょう。また、歯石などの頑固な汚れは歯磨きでは取り除くことができないため、定期的にクリーニングを行ない、お口の中を清潔な状態で維持しましょう。

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