虫歯って種類があるの？

こんにちは！歯科衛生士の中です！
患者さまとのお話しの中でよく聞くなぁと感じるのが
「この白いものは何？」「磨いても落ちない！」
というお話しです。
なので今回は虫歯について少しお話したいと思います。

まず、虫歯には段階があるのはご存知ですか？
大きく分けて初期程度→中程度→重度という段階を踏みます。
中程度というのは神経は残せる範囲で虫歯が進行している状態で
処置としては一部のみの被せ物だったり、白いつめもので済ませられることが多いです。
重度では神経を残せない、もしくはそれ以上に歯が大きくなくなってしまっている状態で、
処置は様々ですが噛める状態に戻すまで中程度よりも工程が多くかかります。

では、初期程度の虫歯はと言うと…白やオレンジ、
黒と色は様々ですがまだ処置する段階に至っておらず、セルフケア、
所謂お家での予防で虫歯の進行をストップ出来る程度のことを言います。

そしてこの初期程度の虫歯というのが「磨いても落ちない白いもの」の正体なのです！

鏡でよく観察すると歯に白い縞のようなものや斑点のようなものはありませんか？

健康的なお口は中性に保たれていますが、酸性に傾くことによって歯のカルシウムが不足し、
「脱灰」という状態になってしまっていると白い模様が現れます。
（白くなっているものが一概に脱灰であるとは言えませんが…）
このような部分は歯が弱くなっている部分ですので注意が必要となります。

それではこれからどうすればいいのでしょう？？

①きちんと汚れを落とすこと！
菌がたーくさん存在する歯垢（プラーク）がその弱まっている歯の上に乗ったままだと
悪化するのはわかりますね！
歯磨き、フロスなどでしっかり汚れを落としましょう。

②お口を酸性に傾けない！
酸性になる食べ物（お砂糖、お酢、炭酸などなど）を常に取り続けていると
健康な状態である中性に戻って来れません。
お口を中性に戻してあげる時間をしっかり作ってあげましょう。
間食の頻度には要注意です。

こんな簡単なことで初期虫歯の進行を防ぐことが出来ます。
今からでも出来ることから取り組んで、
自分の歯は自分で予防出来ることが1番ですね！

虫歯の話、予防の話はまだまだ奥深いです。
今回はここまでにしておきます☆

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