ステファンカーブって何?

投稿日:2019年2月25日

カテゴリ:未分類

こんにちは、衛生士の中です。
最近は大分寒さも軽減し、少し暖かくなったように思います!
それと引き換えに花粉がたんまり飛んでいますね…
みなさまは花粉症、大丈夫ですか??
私は診療中くしゃみが出ることもしばしば……ご容赦下さい。。
(もちろん手は止めております!)

花粉とは関係が全くありませんが(笑)、前回虫歯の話をさせて頂いたので
今回も虫歯のお話をさせて頂こうかと思います!
みなさま、ステファンカーブとはご存知ですか?

ステファンカーブとは、ステファンさんが発見したプラーク中のpHの変化を表した図のことです。
お口の中のpHは基本的に中性で保たれています。
プラークとは歯垢、いわゆる磨き残しですが
これには沢山の菌が棲みついているのはご存知ですよね。
そのプラーク中に存在する菌がお口の中に入ってきた糖を分解して酸をつくります。
その酸により口腔内のpHは酸性に傾いていきます。
ですが、唾液の緩衝作用と呼ばれる働きによって徐々にまた中性へと戻っていくのです。
このpH変化は、飲食物、プラーク中の細菌の種類及び量、唾液の分泌速度と緩衝作用に大きく影響されます。

よって、虫歯のリスクを減らすには

①間食を減らすこと
②プラークを減らすこと
③唾液を増やすこと

この3つが挙げられます。
お口の中のpHが酸性である時間が一時的なものであれば、
唾液の働きにより酸性から中性に戻り、歯が再石灰化され虫歯を防いでくれるのです。
(再石灰化とは溶けかかった歯を元に戻してくれる作用です)
間食をしたり飲食を続けていると、お口の中はpHが酸性であり続けてしまい、
再石灰化の生じる時間がなく初期むし歯が発生してしまうということなのです。

実は虫歯の原因は1つではないのです。
「ちゃんと歯磨きしているのに…」と仰る患者様たくさんいらっしゃいます。
もしかしたらそれはプラーク原因が由来ではないかもしれません。
もちろん、プラークが本当に落ちきれているか…?!というところも大事です。
虫歯に関する知識が1つ増えましたでしょうか☺︎?
メカニズムが気になる!という方は当院にて質問をお待ちしております!
それではまた(^^)/