毎日歯磨きをしているのに虫歯なる人の特徴とは?
投稿日:2023年2月24日
カテゴリ:新津田沼歯科奏の杜ブログ
毎日歯磨きをしているのに虫歯なる人の特徴について
津田沼駅南口すぐの歯医者「新津田沼歯科クリニック奏の杜」の歯科衛生士です。
虫歯を予防するためには、お口の中を清潔に維持することが重要です。しかし実際には、毎日歯を磨いているのに虫歯になりやすかったり、歯磨きをあまりしていないのに虫歯になりにくいという人もいます。
なぜ?と疑問に思う方も多いと思いますが、虫歯リスクについては個人の歯質の強さはもちろんですが、生活習慣が大きく関わっています。
そのため、虫歯をきちんと予防するためには、毎日のケアをはじめ、生活習慣の改善がとても大切です。今回のブログでは、虫歯になりやすい人の特徴についてお話したいと思います。
虫歯になりやすい人の特徴①(食生活)
▼間食することが多い
飲食物に含まれる糖分を餌にして虫歯菌は繁殖します。おやつなどの間食が多い方はそれだけ虫歯菌の活動が活発になり、お口の中が酸性に傾く時間が長くなるため、虫歯リスクが高くなります。
▼深夜に食事をする
食事をすると、飲食物の糖分を摂取して虫歯菌が酸を放出するため、食事の直後はお口の中が酸性に傾き、歯が溶けやすい状態になっていますが、時間の経過とともに唾液の中和作用によって、お口は中性へと戻ります。しかし、就寝中は唾液の分泌量が減少するため、深夜に食事をしてすぐに寝てしまうと、酸性に傾いている時間が長くなるため、虫歯リスクが高くなります。
▼日常的にお酒を飲む習慣がある
日頃からお酒を飲む習慣がある方は、お酒と一緒におつまみを食べることによってお口の中に汚れが溜まりやすい状態になります。また、アルコールには利尿作用があるため、お口が乾燥することによって唾液の殺菌作用が低下し、虫歯になりやすくなります。
▼酸っぱいものを好んで食べる
酸っぱい物を好んでよく食べる方は、お口の中が酸性に傾いている時間が必然と長くなり、歯の表面が溶ける「酸蝕症」になります。酸蝕症は虫歯とは違いますが、飲食物の酸によって歯が溶かされてしまうため、注意が必要です。
虫歯になりやすい人の特徴②(体質・生活習慣など)
▼唾液の分泌量が少ない
唾液には、虫歯菌によって酸性に傾いたお口の中を中和したり、自浄作用、殺菌、溶け出した歯を修復する再石灰化など、様々な働きがあります。ストレスなどで唾液の分泌量が少くなると、唾液の効果が低下するため、虫歯リスクが高くなります。
▼口で呼吸をしている
普段から口で呼吸している方はお口の中が乾燥しやすいため、唾液の働きが低下して虫歯リスクが高くなります。
▼薬の副作用
持病のお薬などを日常的に服用されている方は、お薬の副作用によってお口の中が乾燥するため、唾液の効果が低下して虫歯になりやすくなります。
虫歯になりやすい人の特徴③(ケア・口腔内環境)
▼歯並び・咬み合わせが悪い
歯並びや咬み合わせが悪い方はきちんとブラッシングできず、磨き残しが多くなるため、お口の中が不衛生になり、結果的に虫歯リスクが高くなります。
▼お口の中につめ物・かぶせ物が多い
お口の中につめ物やかぶせ物が多い場合は、素材にもよりますが、経年によって土台の歯との間に隙間や段差ができます。そこの部分に汚れが蓄積したり、虫歯菌が侵入したりするため、虫歯リスクが高くなります。
▼セルフケアがきちんとできていない
歯ブラシだけのケアでは、口腔内の約6割程度しか汚れを取り除くことができません。フロスや歯間ブラシなどを使用していない場合は、お口の中が不衛生になり、虫歯リスクが高くなります。
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